News

ニュースリリース

V85TT Travel 販売開始のお知らせ

2020/03/27

 モト・グッツィV85TTはシンプルさ、実用性、そしてハンドリング性能がバイクとライダーの間に直接的な関係性を築くという基本コンセプトに基づき、モト・グッツィの真の遺産であり、トラベルバージョンを更に強調する、ワクワクするような旅へと導きます。

 従来のパーツよりも60%表面積が大きくなり、さらに優れたウィンドプロテクション性能を発揮する大型ウィンドスクリーン、プラスチック素材にアルミ製インサートが付いた2つのパニアケースをはじめとする多彩な純正アクセサリーパーツが用意されています。

 右側にフルフェイスのヘルメットが収納可能な37リットル、左側に27.5リットルの大容量収納スペースを誇るパニアケースは、同じコンタクトキーを使用して施錠が可能です。更に、パニアケースは簡単に取付けることができる上、取外しても車両の美しいラインは崩れません。車両の開発と同時に設計されたパニアケースの横幅は、わずか950mmのスリムなデザインとなっています。

 また、標準装備として、従来のV85TTの左側ハンドルスイッチにボタンを組み込んだグリップヒーターを採用し、更にLEDフォグランプを追加しました。モト・グッツィV85TTTravelには専用のサッビアナミブカラーを採用しています。グレーのフレームとボディのマットカラーの色彩を合わせ、タンクとサイドパネルには専用グラフィックを施し際立たせています。

 Michelin製AnakeeAdventureタイヤを装着することで、一味違うアドベンチャーツーリングを強調しています。


V85TT 概要


 「TT」の名称はすでにモト・グッツィの伝統のひとつであり、V85にとって理想的と言っていいでしょう。
 「TuttoTerreno」はオールテレーン(全ての地形)を意味し、パリ-ダカールのような砂漠の冒険シーンを鮮烈に思い浮かばせ、旅をするために生まれた正統派スタイルのモーターサイクルであることを印象付けます。
 その有名なアフリカのラリーは1980年代にピークを迎えます。感動の中心となったのは、モーターサイクルと調和し、常に自然と自分自身に挑戦し続ける”人”でした。コンパスとロードブック、時計が、多くの人にとって夢であったラックローズの最終目的地に辿り着くための唯一のナビゲーションツールでした。

 競うことだけが目的ではなく、V85TTが復活を望む価値のある、唯一無二の場所を発見することでした。モト・グッツィV85TTは、モーターサイクルアドベンチャーの黄金時代を思い起こさせるスタイルと、近代的なツーリングエンデューロの機能性を兼ね備えた、新しい完全オリジナルのオールテレーンモデルです。

 V85TTは、ダカールに思いを馳せ、日常の旅にアドベンジャースピリッツを吹き込むモーターサイクルを望むライダーに捧げられます。


スタイル:V85TTはクラシックトラベルエンデューロです


 V85TTプロジェクトの中心となる基本コンセプトは、シンプルさ、容易さ、そして実用性です。

 今やバイクのサイズと重量が大きくなっている現在のマーケットでは、その基本コンセプトの価値が高まろうとしています。日常の移動からアドベンチャーツーリングまで、様々なシーンに対応できた80年代のエンデューロバイクの特徴でもありました。
 モト・グッツィV85TTは、この価値観に基づいたスタイルと現代的なツーリングのニーズを組み合わせるという、野心的な目標を達成しました。これが、ツーリング適性に注力したクラシックエンデューロの称号に相応しい理由です。
 着座時の快適性と、オフロード走行時のスタンディング姿勢における動きやすさを両立させるために、ライダーとシートの接触範囲について幅広い研究を行いました。

 シート高は830mmに抑えられています。ボディ下部が絞り込まれ、乾燥重量も210kg(サイドパニアケースを除く)に抑えられていることから、停止時の足つき性も良好です。

ライディングポジションは背中の負担が少ない直立姿勢。総合的なコントロール性を重視して、脚の曲がりは少なく、ハンドルバーが無理なく握れるように腕の曲がりも適切になっています。

 フロントのアップフェンダーと美しいデュアルフロントヘッドライトもモト・グッツィの歴史に裏付けられたものであり、それぞれ1996年のNTX650と1989年のQuota1000で採用されたスタイリッシュで機能的な装備です。

 フロントフォークインナーチューブガード、ハイサイレンサーエグゾーストシステム、アルミ製エンジンサンプガードを備えた伝統的なオールテレーンスタイルに、デジタルメーターやLEDヘッドランプといった、最先端のテクノロジーを組み合わせています。


シャシー:かつて無い走る喜びと快適性のために


 モト・グッツィV85TTのシャシーも新たに開発されています。コーナーに飛び込んだときの堅固で正確なフロントの動きを誇る新しいモト・グッツィ。
 オンロードで刺激的な走りを追い求める中で、ライダーにコントロール感と安全性を与えます。
 これには、アルミダイキャスト製の美しいライダーステップサポートプレート(オフロード走行時にはステップラバーを取り外すことが可能)が組み合わされた、高張力鋼管製フレームの専用レイアウトが大きく貢献しています。

 さらに、アンダークレードルを廃止することで、オフロードライディングに不可欠な最低地上高を増やしつつ重量を削減しています。軽さ、合理性、扱いやすさを追求する中で、オフロード走行に適した強さと最適なフィーリングはもちろん、オンロード走行に必要な精度と剛性も備えた、堅固な構造の専用エンジンマウントが採用されました。

 フレームの後部セクションは強度の最適化が図られ、パッセンジャーのためのワイドで実用的な2本のグラブハンドルが装備されています。オプションのパニアケースを両サイドに固定できるほか、リアのラゲッジラックにトップケースをマウントするこことで、横方向の張り出しを抑えることもできます。

 新しいスモールブロックエンジンは前後長を減らす方向で開発され、安全で直感的なライディングを実現するロングスイングアームの採用を可能にしました。

 アルミボックスタイプの新しい左右非対称スイングアームは、エグゾーストパイプを直線的に取り回し、横方向の張り出しを抑えるために左アームを湾曲させています。スイングアームの右アームには新しいシャフトドライブトランスミッションが収められています。

 V85TTは、このセグメントで唯一シャフトドライブ方式を採用するバイクです。外見がシンプルで日常メンテナンスを必要としない点でチェーンドライブよりも優れています。

 シングルショックアブソーバーは、シャシーと右スイングアームをダイレクトに接続しています。これによりダンパーとスプリングプリロードの調整が容易になり、エグゾーストシステムのレアイウト自由度が向上しました。
 サスペンションは、オンロードにおける快適性を確保しながら、オフロード走行に応える前後約170mmのホイールトラベルを実現。アルミ製サンプガードで保護されたエンジンのグランドクリアランスも210mmを確保しています。

 インナーチューブ径41mmのフロントフォークとリザーバータンク別体式リアショックは、ともにスプリングプリロードとリバウンドダンパーの調整が可能です。

 高品質なブレーキシステムは、フロント320mmステンレススチール製ダブルディスクに、Brembo製対向4ピストンラジアルマウントキャリパーの組み合わせ。リアブレーキは、260mmステンレススチール製ディスクに2ピストンフローティングキャリパーが組み合わされます。
 ブレーキユニットは、マルチマップタイプのContinental製ABSシステムによって制御されます。

 スポークホイールには、オフロード愛好家も満足させるフロント:110/80-19、リア:150/70-17タイヤが装着されます。


新しいエンジン、次世代のクラシック


V85TTには新しいモト・グッツィエンジンが搭載されます。OHV方式の空冷縦置き90°Vツイン、1シリンダー2バルブ。それはマンデッロイーグルの誇りと伝統です。エンジン排気量は、ボア84mm×ストローク77mmの853ccです。
 シリーズ全エンジンの中で最も近代的で、完全なる新設計であり、通常はレーシングマシンに使われるチタンなどの素材の使用により、80HPの最高出力と80Nm/5,000rpmの最大トルクを発生させます。極低回転でも高い駆動力を発生するマンデッロツインの伝統を受け継ぎ、3,750rpmですでに90%のトルクを発生します。

 新設計のクランクケースは高い剛性を誇り、フレームとの接続部と内部スタッドボルト周りの構成部品の強化により、フレームの強度メンバーとしての役割も果たしています。また、下部のサブクランクケースには、オイルレベルをチェックする新しい窓が設けられました。

 潤滑にはセミドライサンプを採用しています。2つの同軸ポンプにオイルの供給と回収を任せることで高い潤滑性能を確保し、オイルクーラーの必要性を排除して全体重量を削減しました。セミドライサンプ方式はクランクケース室の完全隔離を可能とし、ピストンがオイルタンク内部の逆圧に打ち勝たなければならない、ドライサンプシステム特有のパワー損失を防ぎます。

 オイル回路は完全な新設計で、直径の異なる穴が特徴。2つのポンプの内の1つが潤滑油をクランクケース室からオイルタンクに移します。もう1つは最低地上高を増やすためにサイズが縮小され、アルミ製アンダーサンプガードの取り付けを可能にしました。

 クランクシャフト、コンロッドも完全新設計で、他のスモールブロックエンジンに対して重量を約30%削減。振動を大幅に減らし、スロットルレスポンスを向上させています。

 ツインエンジンのヘッド周りも全くの新設計です。モト・グッツィのアイデンティティであるOHV2バルブの基本構造を維持しながら、システムと素材がすべて新しくなりました。シリンダーは高さが低くなり、新しい効率的なオイル通路と一新されたクランクケースへの固定方法が、優れた堅牢性と信頼性を高めています。
 ヘッドには新しい特別形状のインテークダクトとリンクが採用されました。
モト・グッツィエンジンで際立っているのが、アルミ製ローラーカムとロッカーアームプッシュロッドで構成される吸排気システムです。
 スチール製の半分の重量となるチタン製インテークバルブの採用は、より素早いオープンレスポンスを可能とし、最高出力に貢献します。
 20mmピンのロープロファイルピストン、形状の異なる新しいヘッド/プラグカバーが採用され、フライホイールとジェネレーターが増強されました。

 インジェクションは52mmスロットルボディを1つ装備し、電子制御はマルチマップタイプのライド・バイ・ワイヤスロットルコントロール採用しています。
緻密で正確な燃料供給の制御を可能にするシステムで、スムーズで豊かなパワーデリバリーを実現するために全体的な効率を最適化するだけでなく、燃費にも貢献します。

 新しいモト・グッツィエンジンは燃料消費の面でも非常に優れています。
元来OHV方式がパワー損失の面で有利なこともあり、パワーロスになるコンポーネントがほとんどありません。冷却ポンプも長いドライブチェーンやベルトもありません。

 よりスムーズで的確な動きを実現するために、ギアボックスにも重要な改良が加えられました。ギアボックスとクラッチハウジングが十分な最低地上高を確保しました。

 乾式クラッチは、新しいクラッチディスクに加えて、クラッチプレートの下に補強ディスクを装備しています。トリプルリングシステムも初めて導入されました。これはギアノイズ、特に1速ギアのノイズを最小限に抑えるシンクロナイザーです。ギアレシオも新しくなっています。
 さらに、ギアには柔軟性のあるカップリングが装備されました。
 最後に、スイングアームハウジングは最適化したサイズに決定され、大径ベアリングが採用されています。


最先端のテクノロジーと機能


 V85TTプロジェクトの主な目標を達成するために、あるいは日々の移動やツーリング、冒険的なオフロードライディングでグッツィスタを満足させるための電装機器のすべてを設計しました。
 これにより、旅の楽しさを最大限に引き出せるよう、意図しない技術的ストレスを排除したいと考えます。
 より簡単で安全な走りを実現するために、モト・グッツィはV85TTに3種類のライディングモード「Road、Rain、Off-road」を導入しました。

 3つのライディングモードは、それぞれ異なるエンジンマッピング、ABS設定、MGCTトラクションコントロールキャリブレーション、ライド・バイ・ワイヤアクセルコントロールからのレスポンスを調和させています。


【Road】:楽しめる要素を維持しながら、スムーズな走りを実現する設定。
中レベルのMGCTトラクションコントロールキャリブレーション、両ホイールでABSの作動、俊敏なスロットルレスポンス。


【Rain】:グリップの低い状況で、最大限の走行安全性を確保するのに理想的。より高いレベルのトラクションコントロールキャリブレーション、両ホイールでABSの作動、より穏やかなスロットルレスポンス。


【Off-road】:V85TTのオールテレーン志向に合わせた設定で、オフロード走行時にシャシーとエンジンを最大限に活用できるように設計。
最低レベルのトラクションコントロールキャリブレーション、専用キャリブレーションでフロントホイールのみABS作動(状況によりフロントの作動を無効にする場合あり)、強めのエンジンブレーキでアシストされるより穏やかなスロットルレスポンス。


 バイクがライディングモードごとに最適な電子制御設定を行っており、ライダーは好みのモードを選択するだけで安全性を確保できます。

 V85TTはクルーズコントロールも装備し、アクセルを操作することなくプリセットした速度を維持することができます。このシステムは、システムの起動、操作、速度設定の増減に必要なボタンは1つだけで、ツーリングをより快適にするために設計されました。

 すべてのパラメーターは、TFTディスプレイを採用したデジタルメーターを介して操作することができます。文字の背景と色は、内蔵センサーの働きによってさまざまな光の条件に適応します。スピードメーター、タコメーター、距離計、時計に加えて、選択されているギア、気温、燃料計、平均/瞬間燃費、残走行可能距離、選択されたライディングモードが表示されます。
 ギアシフトタイミングライトの回転数を設定することも可能で、走行中に可能な限り燃料消費量を抑えたいときに便利です。ディスプレイの横とシート下にUSBポートが装備されています。


エンジン空冷4 ストローク 縦置き 90°V 型 2 気筒 2 バルブ OHV
総排気量853cc
ボア  ×  ストローク84 x 77 mm
最大出力80HP (59 kW)/ 7,750 rpm
最大トルク80Nm/ 5,000 rpm
燃料供給方式電子制御インジェクション、φ52 mm シングルスロットルボディ、ライド・バイ・ワイヤ
始動方式セルフ式
トランスミッション6 速リターン
クラッチ乾式単板
フレーム高張力鋼管製フレーム
フロント  サスペンション44mm 油圧テレスコピック倒立フォーク、スプリングプリロードおよびリバウンドダンピング調整
リア  サスペンションアルミボックスタイプ両持ちスイングアーム、右サイドシングルショック、スプリングプリロードおよびリバウンドダンピング調整
フロントブレーキφ320mm ステンレススチール製フローティングダブルディスク、Brembo 製対向 4 ピストンラジアルマウントキャリパー
リアブレーキφ260mm ステンレススチール製ディスク、 2 ピストンフローティングキャリパー
ホイールスポーク F 2.50 × 19 インチ R) 4.25 × 17 インチ
タイヤF)110/80R19 R) 150/70R17
全長/全幅/全高2,240mm/ 950mm/ 1,445mm
シート高830 mm
ホイールベース1,463 mm
燃料タンク容量21ℓ
乾燥重量210 kg (サイドパニアを除く
車両重量231 kg (サイドパニアを除く 走行可能状態。燃料90%搭載時
製造国イタリア
車両本体価格1,595,000円(消費税10%込)
入荷時期2020年4月中旬(初回入荷以降は遅延の可能性あり)

Pick UP

facebook / Twitter / Instagram

facebook / Twitter / Instagram